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2007年8月 3日 (金)

プログラム学習における思考の訓練について

 1963(昭38)年9月、「教育フロンティア」という雑誌が教育出版から発刊された。サブタイトル「プログラム学習による教育の改造」。全国プログラム学習研究連盟責任編集とうたわれた活版刷り100余ページの季刊誌で、1965(昭40)年2月まで7回発行されている。
 国立教育研究所教育内容第二研究室長であった矢口は、1961年に学習オートメーション研究会を立ち上げ、翌年秋には約30の地方支部をもつ全国組織「全プロ連」を発足させ、委員長としてプログラム学習の研究と普及の先頭に立った。この雑誌はその運動の理論誌として、プログラム学習の理論、実践報告とともに、現場で作られた学習プログラムを多数掲載している。
 矢口は毎号、巻頭論文を書いているが、まず創刊号の「プログラム学習における思考の訓練について」をここに全文掲載する。
プログラム学習は、昭和30年代から40年代にかけて流行した教育と学習の方法原理であったが、いまはほとんど顧みられなくなった。なぜそうなったか。どこに問題があったか。プログラム学習のリーダーであった矢口の考え方をたどる必要がある。それは現在の教育課題を解決する鍵になるかもしれない。

以下はこの論文の冒頭に本文より小さな活字で書かれた前文である。
     ________________________
(前文)
 プログラム学習の方式では子どもに考えさせることができないのではないか、あるいは創造的思考をさせることができないのではないかなどという問題が出されている。それに対していまここにすぐ答えを出そうとは思わない。そういうことはもっと慎重に、また科学的、実証的に研究をしていくべきことだと思うからである。
 思考するとか考えるとかいうことも、わかったようでわからないことである。そういうことをもっと具体的にとらえてみる必要がある。教師の考え方を押し付けて子どもに考えさせないなどということがいわれるけれども、一体考え方を押しつけるとはどういうことなのか、従来のような授業だと押しつけることになるのか、ならないのか。プログラム方式だと押しつけることなのかどうかも、具体的に考えて見なければなるまい。「よく考えてごらん」などという言葉は教師によってよく使われるが、それは何を生徒に求めていることであるのか、そういうこともそれこそ具体的に考えてみる必要がある。

(以下、本文の見出し)
■人の話を聞くこと・考えること
■本を読むこと・考えること
■物を見ること・考えること
■考えさせるということ
■関心のもち方を整理すること

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