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2007年8月 2日 (木)

2 人間を育てる学習の基本は何か!

行動を育てる

2−1 与えることではない

人間を育てるということは、人間の働きをつくることです。働きとは行動することです。思考するのも行動です。
そういう行動を育てるには、対象に向かって自分が働きかけるという場で、神経を使わせることをさせなければなりません。話を聞かせてわからせるということではできないのです。
このことをはっきりと認識し解明しなければ人間を育てる教育は成立しません。

2−2 神経をつかわせる

われわれは長い間、あることをできるようにするには、そのやり方を教えればよい、それについての知識を与えればよいと考えてきました。これは間違いでした。できるようにするのは、そのことに対して神経の使い方を実際に訓練しなくてはならないのです。
つまり人間を育てるには、知らせることを考えるのではなく、学習者に神経を使わせることを考えなければならないのです。

2−3 技能や道徳的行動

以上のことは、技能の教育などでは最も具体的にわかります。しかし道徳的行動などについてもよく考えてみれば当てはまります。こうするべきだと教えたらそういう行動をする、などということにはならないことをわれわれは経験上十分に知っています。
道徳的行動も自動車の運転とおなじように、場に臨んで神経の働き方をつくらなければ形成されないのです。

2−4 考えるというのも行動

考えるということも行動の一種です。考える場合は行動の対象が言葉を媒介にしたイメージとして、頭の中にあるのです。
考えるという行動を形成するにも、手足を動かす行動と同じように、事柄(イメージ)に向かって神経を働かせることを訓練しなければならないのです。それには考えることをはっきりと提示し、あるいは自覚させ、それに対する神経の働かせ方をひとつひとつ積み上げていく必要があります。

2−5 能力とは行動である

人間には、さまざまな能力が必要だといわれます。社会的態度とか、国を愛する態度とか、創造的な能力とかいわれます。それらのどれ一つをとっても、それは具体的には行動としてあるのだということを忘れてはなりません。その行動自体が社会的であり、愛国的であり、創造的なのです。それはどんな神経の使い方なのかというように考えて、はじめて人間の育て方が明らかになって来るのです。

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