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2007年8月 2日 (木)

4 学習環境をどうつくるか

4−1 行動の場としての環境

これまでは学習というとすぐ教科書を考えました。そしてそれを注入することを考えました。これからの学習環境は、学習者が、どういう行動をするかを考えることが中心になります。たとえば理科では自然が教材です。それを観察し、整理するのは学習者がやることです。そこではじめて自然をとらえるという行動ができるようになります。
学習の環境を構成するものは、こう考えるとさまざまあるのです。

4−2 教材の考え方をかえる

教科書を中心にした教材の考え方は、整理された結論を与えるという考え方です。視聴覚k等材も、大部分は、講義の形式をとり挿絵のある講義にすぎないものです。
そういう教材でなく、生の材料を学習者に提示することを考えなければなりません。社会を学ぶには、社会の現象の中にはいりこんで行くのがよいのです。そしてしれを自分の目で見て、自分で整理してある結論を出すのです。その行動・思考が学習なのです。それがむつかしいときには、シミュレーションを考えるのです。

4−3 シミュレータの利用

人間生活の現実をそのままもって来て行動の対象にすることは、学習者にとって必ずしもよい環境にならないことがあります。
そういうときは、シミュレータをつかって教育することが考えられなければなりません。
これまで行なわれていた、実験や実習などのワークの中には、シミュレーションの意味をもったものが多くあります。そういうものの意義をもう一度掘りおこすことが必要です。

4−4 教育機器の利用

いわゆる教育機器といわれるものも、使い方を考慮しないと、教師の講義をただ機械で行なうにすぎないものになります。それはすぐれた機械を殺して使うことになります。
学習者に生の教材を提示し、学習者にどういう反応をさせるのか、というように考えて使わなければなりません。学習者が受け身でなく能動的に教材にとりくむように提示する機器が必要です。こう考えると機器が問題なのではなく、教材が問題なのです。

4−5 多様な生活の場

教材・教具ばかりでなく、教室や、学校全体の施設を学習者が積極的に自分で使うことのできる形態に改める必要があります。
これまでの環境は、すべて、与える方式を土台にして施設設備がつくられています。これからは、学習者が使う方式にならなくてはなりません。個別の学習に使えること、グループの学習に使えること、大集団でもつかえること、さまざまな使い方をくふうして環境をつくるのです。

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